2008.12.05

東御市のクルミ 生のクルミに感激!&クルミ料理フルコースの試食会

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東御市でクルミ収穫体験!

10月9日(木)、自分の店の定休日を利用して、スタッフ共々クルミの収穫時期を迎えた長野県東御市を訪れました。
今年2月にテレビ朝日の「食彩王国」という番組でくるみの特集をしたとき、東御市のクルミを使って洋風のクルミ料理の紹介をしたことがきっかけで、東御市 に昔から伝わる食べ方のほかに、新しい洋風の食べ方も提案することで、より消費と生産量を伸ばすことができないかというご相談を受け、今回訪問することに なったのです。
東御市のくるみ栽培の歴史は古く、大正天皇の束帯記念樹として、町中で植えたのが始まりなのだそうです。
味が良く、高品質なことで評判な東御市のクルミの品種は「シナノクルミ」。
早速収穫体験をさせてもらいました。

クルミの収穫は、長い棒でたたき落とすという手法。
結構背の高い木もありましたが、現在では品種改良をすすめ、高齢者でも容易に収穫できるように、背の低い木に仕立てるようにしているそうです。
棒で叩くと面白いようにぽろぽろと実が落ちてきて、夢中になってしまいます。
そして感激したのが生のクルミの味!
採ったばかりのクルミの殻を割り、中の実を包む薄緑の皮をそっとはがして食べると、濃厚なクリームのようにコクのある味わい。
緑の皮がついたまま冷凍すると、品質はずっと変わらないそうです。
その後、市内のお蕎麦屋さんでクルミだれで食べるおそばやクルミおはぎなどをいただきました。どれもクルミが濃厚。
道の駅のクルミソフトも味わってみました。

さて、その後信州大学で長年クルミの研究をされている先生のご案内で、信州大学のクルミ栽培地を見せていただきました。
そこには丸々と太ったサフォーク(繊維学部なので、繊維の研究のために飼われている)がのびのびと草をはんでいました。
なんとものどかな雰囲気だったのですが、私の思いはクルミだけでなく、サフォークへも…。その場で食材として出荷してもらう約束をとりつけました。

クルミ料理フルコースでクルミ料理試食会

東御市訪問から1ヵ月半ほど経った11月22日(土)。
東御市長をはじめ、クルミの振興のために活動されている「クルミの会」の方々がエスポワールへお越しになり、クルミ料理の試食勉強会を開催しました。
提供したのはアミューズから前菜、スープ、メイン、デザートまでオールクルミ料理というフルコース。
自家製パンもこの日は東御市のクルミを使いました。
そして、今後のクルミ料理の可能性について懇談。
良い感触を掴んでいただけたようでした。

 

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